アルマイト処理とは

アルミは一般的に耐食性が高いため、表面処理を行わないでそのまま使用されることが多いですが、極度の湿気、酸またはアルカリの環境下においてはアルミの表面が酸化し腐食してしまうことがあります。耐食性をさらに高める代表的な処理で、アルミに行う表面処理の中で最もポピュラーな表面処理の方法であり、アルマイト溶液中でアルミ素材を溶かしながら酸化膜を成長させる方法です。この「溶かしながら酸化膜を成長させる」というのがアルマイト処理の特徴です。メッキ処理に比べてアルミ素材との密着性が優れていることも特徴のひとつとして挙げられます。さらにアルマイト処理では微小穴の中までも均一な酸化膜が生成される上、膜厚の精度を確保しやすいです。